平成27年2月1日(日)第10回よしかわクリニック健康講座が参加者117名という沢山の方々の参加により開催されました。
今回のテーマ、『腰痛に対する運動療法という選択肢~なぜ、運動が有効か~』をメインテーマに当クリニック整形外科竹谷内医師の講演が行われました。
腰痛になると一般にどこが悪くて痛くなっているのかと考えるのが常ですが、痛みの原因が分からないことが大半を占めているという竹谷内医師の説明に「えっ、そうなの。」と言った参加者の表情が大多数を占めていました。
そして、痛みの発生には本人自身の体の異常の他に“社会環境(生活環境)や自身の心”の問題が関係しそれらが複雑に絡み合い腰痛という痛みとなって患者さんを苦しめているということでした。
そんな腰痛の痛みを軽減するためには、一見安静にしていることが一番と思われがちですが、医師・理学療法士等による患者さんの痛みの原因に合わせた適切な指導のもとに行われる『運動』が痛みの軽減さらには、痛みを引き起こしている原因にも効果的であるとのことでした。
今回は、医師の講演のほかに圏央所沢病院放射線科技師の髙橋先生による、腰痛診断には欠かせない『腰椎レントゲン、MRI検査の予備知識』と題した、レントゲン写真の見方や、さらにはレントゲン検査を行うことにより腰椎の異常のみならず他の疾患も発見できることを教わりました。また、実際にMRIで撮影された椎間板ヘルニアの画像もあり参加者の方々も目を大きくして見入っていました。
さらに三つ目の演題として、当クリニック理学療法士による『簡単に、毎日続けられる運動の紹介』と題し、無理なくいつでもどこででも簡単にできる体操の紹介と、膝関節等の痛みの軽減に効果があるとされる『インソール(靴の中敷き)』についての説明もありました。
この『インソール作成』は当クリニックでも今月より開始されるとのことでした。
第2部では、医師への個別の相談や血圧測定、そして講演で紹介された『ゆらゆら体操』と題した運動の体験も行われ沢山の方々が参加して下さいました。
今回参加されました方々が、この講演や体験されたことを実践され腰痛とならなかったり、万一腰痛となってしまった時には少しでも痛みの軽減につながってくれることを期待し、ご参加下さいました方々への感謝の言葉とさせていただきます。